Claire(トモ)のブログ

語学力ゼロ、コネもない状態からのスタート。まったく海外とは縁のない状態からでも海外で生活することはできる。飛び込んだ先は、レベルアップの楽園が広がっている。人との出会いの数だけ好きな国が増えていく。海外で生き抜くための情報を発信しています。

プロフィール Part1 〜未知への恐怖〜



こんにちは、Claireのトモです。


過去の自分を話すには少し勇気がいります。



今思えば、あんな風に悩んでいたなと、
懐かしい気持ちに浸ったりしますが


その当時は、本気で悩み、不安を感じ、
恐怖に怯えていました。



言語を学んでみたい気持ちがある。
なにからやっていいか分からない。


わたしには無理かもしれない。
俺には才能なんてないし、出来っこない。



もし、そう感じているとしたら、
そんなあなたにこそ読んでほしいです。


読み終える頃には、
こんな状態からのスタートでもいいんだと
思えてくるでしょう。



まったくのゼロから海外に飛び込んだ
ひとつの例だと思って、


気軽な気持ちで読み進めてみてください。



では、スタートです。



忘れもしません。


2005年の3月3日
はじめて海外に飛び込みました。


選んだ場所は、中国の上海。



なぜ、中国へ留学しようと思ったのかと、
よく聞かれます。


本当のことを言うと、ほとんどの人が信じてくれません。



なので、多くの場合は、海外に興味があって、
英語以外の言語を学んでみたかったからです。


こんな感じで、ありきたりな答えを言います。



ですが、ここでは本心をさらけ出します。


本当の理由は、自分を変えたかったからです。




その当時、僕はまったくといっていいほど、
人とコミュニケーションが取れませんでした。


人が怖くて仕方なかったからです。


そんな自分をどうにかして変えたい。



普通に高校に通うことすらできなかったので、
通信制の高校に行くしかありませんでした。


そのときの担任が中国の上海に留学しないかと、
突然、言ってきました。



変わりたいとは願いながらも、
結局はなにをすればいいか分かりませんでした。



きっと、このまま考え続けても答えは出そうにない。


だったらいっそのこと、
自分の頭では考えつかなかったことをやってみよう。



中国は世界で1番人口が多い国。
人に慣れるにはこれ以上ない場所かもしれない。



『人口が世界で1番多い国に行って、人嫌いを直す。』


僕が中国に留学した本当の理由です。



お気づきかもしれませんが…


この時点では、
僕は言語にまったく興味がありませんでした。



言葉の壁よりも先に、
人とコミュニケーションを取るための壁を感じていたからです。


日本語での会話もおぼつかない状態からのスタートでした。



「ちょっと大げさに言ってるんじゃないの?」
と言われても仕方ないと思います。


もう少しカッコいいストーリーの始まり方にしたいのですが、
それが事実なので変えようがありません。



出発の前日は、一睡もできませんでした。


何度も何度も、中国で生活している自分を想像しました。



ですが・・・


まったくイメージが出てこないのです。
どうなっているか、1週間先の未来すら見えてこない。


「うーーーっ」と唸っているうちに朝がやってきました。



そして、重い足取りで空港に到着しました。


他にも一緒に留学する人たちがいたのですが、
挨拶する余裕すらありませんでした。



僕は、完全に恐怖に押しつぶされそうになっていました。


「なんで、こんな決断をしたんだろう…。」


「このまま逃げ出したら、いっそ楽になれるかな…。」



恐怖で胸が押さえつけられる。


息をすることすらままならない。



うなだれている僕の気持ちとは裏腹に、
時間だけは過ぎフライトの時がやってきました。



座席に座り、シートベルトを締めたとき、
「もう、どうにでもなれ!」と腹を括りました。



そんな状態から、僕の中国生活は幕を開けました。



今日は、この辺で。



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